Xperia Z ultra 2015年10月01日 タブレット 0 さて非常に今更感あふれる感じですが、あえてXperia Z ultraのLTE版について評価したいと思います。 スペック SoC:Qualcomm Snapdragon 800 2.2GHz まさにQualcomm一強時代を築き上げた名SoCです。 IntelのPentiumみたいなレベルの強さでした。 それはさておき、Kraitの名前を付けられたA15相当のオリジナルCPUは、コアクロックが最大2.2GHzまで上昇し、非常に快適な操作を可能にしてくれます。 すでに2年近く使用しているのですが、いまだ一線級と言っても過言ではありません。 ちなみに最近よく見かけるMediatekのオクタコアやSnapdragon400/410のクアッドコアは、A7の発展版インオーダー式のA53コアCPUが使用されていて、中には2Ghzに達するものもあります。しかし一つ一つのコアの処理能力の差は大きく、同じクロックでもSnapdragon800には全く敵いません。(A53コアの性能はおおよそA9コアと同じ程度と考えておけばいいと思います。) さらにGPUにはAdreno330を積んでいます・ このSoCが最強の名をほしいままにしたのはこのGPUがあったからでもあるでしょう。 メモリ帯域12.8GB/secに129GFlopsの処理能力を持つこのGPU性能は、一概には言えませんが大体RADEON HD5450と同じレベルになります。 これを高いと見るか低いと見るかは人によって違うでしょうが、GPU性能だけで言えば、一昔前のIntelCPU内蔵GPUよりも高く、ローエンドとはいえDX11世代の単体GPUと一緒というのは驚きでしょう(AMDのAPUはもっと性能が高いです)。 質感 さすがSONYのZの名が冠されているだけあり、メタルに移行したiPhoneなど歯牙にもかけない美しさです。 そのうえ防塵防水というオプション付きです。 2年使った今でも美しいと感じる筐体はさすがSONYと言えそうです。 欲を言えばもう少し額縁が狭いと嬉しいです。 使用感 6.44インチの液晶は本当に美しく、それでいながら胸ポケットに入れて持ち運べる(入りきるとは言ってない)コンパクトさです。 タブレットをわざわざ持っていく手間を掛けずに、大画面を持っていける。 これは本当に便利です。 そのうえさりげなくストラップホールもありますので、ネックストラップを付けていれば落とす心配もありません。 ポジティブ さてXperia Z ultraを使うようになり、これまでと大きく変わったスタイルがいくつかあります。 その一つが電子書籍の購入量の激増です。 確かに以前から私のタブレットには、無料の文庫本がそこそこ入っていました。 しかし小説を読むような軽さで持てるZultraは、文庫本を買わずに何百冊も持ち運べる利便性だけでなく、どこにでも携帯できる可搬性も兼ね備えていました。 そのためあっという間にオンライン蔵書が増えてしまったとしても仕方ないのです。仕方ないのです。 ちなみに、Zultraの幅は一般的なワイシャツの胸ポケットと同じサイズなのですが、縦は新書サイズとほぼ一緒です。 もう一つはプロバイダメールの処理です。 これはZultraというよりAppのおかげですが、読めないファイルが殆どなくなってきたため、PCメールも大体Zultraで開くようになってしまいました。 特にExcelの解放は大きすぎる・・・。 ネガティブ 長く使っていれば、買った時には気付かないネガも見つかります。 その中でも最大のものは何か?といえば、これはもう充電中の熱暴走でしょう。 何度も何度も充電しながらメールを送ろうとして、空メールを送信したり、違う人に送ったりしてしまいました。 結局現在に至るまで改善はありません。 そしてもう一つ大きいのは、USBキャップの損傷です。 どうしてもここを開け閉めする関係で、キャップがガバガバになってきてしまいます。 マグネット充電器の使い勝手があまり良くなかったのが最大の原因でしょう。 次のネガが実は最大な気もします。 他のスマホに買い替える気が起きないのに後継機が出ない。 SONYさんお願いします。 PR